「ラブストーリーは突然に」。30年前の月９『東京ラブストーリー』の主題歌。小田和正のこの曲が流れるだけで恋が始まる予感がしますよね（40ｵｰﾊﾞｰだけ？）。

おそらくがん患者の「がんストーリー」もたいてい突然はじまるのでしょうね。

私の『川崎病院がんストーリー』は突然の右肩痛からはじまるのでした。

2021年10月5日（火）

　午後。パソコンに向かって事務作業をおこなっていました。

「な～んか、右肩が痛いな～。肩こりかな～。だるいな～」

パソコン作業しているので、肩こりはあるあるですよね。

でも、なんともいえない痛さ、だるさ。

肩を動かしても痛くなるわけでなく、なんか神経が痛い感じ。

同僚に伝えると、優しく肩を押したり動かしたりしてくれるけど、

どうも痛みの原因がわからない…。

じっと座っているせいかな？あまりにもだるいので、院内を軽く散歩してみる。

痛いな～。というか、とにかくだるい。

とりあえず手持ちの鎮痛剤で様子見る。

家に帰っても右肩が痛い…。

絶対に整形外科的な痛さではない…（仕事柄これはわかったんですね）

ふと痛みの規則性に気づく！　

息を吸ったら痛くなる！？スーっ。痛いわ。

急いでスマホで検索、

「呼吸をすると右肩痛い」ポチッ

…内臓が原因？心臓？肝臓？肺？

そういえば、うちのじいさんは心臓が悪くて気をつけるように言われてたなぁ…

364日、毎晩発泡酒3缶をしっかり飲んでいるなぁ…

（年１回くらい熱が出て飲まない日がある）

心疾患だったら早く受診したほうがいいのか？？

どうしよう…。そうだ！救急相談ダイヤルってあったな。

はじめて救急相談ダイヤル　＃711９　へ電話してみる。

症状を伝えると看護師さんが対応してくれる。

状況を伝え、心臓の心配をしていることを伝える。

しかし、近くに循環器での救急を対応しているところがない。

うーん、そういえば川崎病院は救急365日24時間だったはず。

循環器の先生が誰かいるはず！電話で当直の先生を聞いてみると非常勤の先生のよう…

うーん、受診しても明日はいない先生だし…とりあえず今日は様子見て、

明日受診することにするか。

このとき私はまだ、「やつ」の存在には気づいていないのでした…

救急相談ダイヤル「＃7119」

…急な病気やケガで、すぐ救急で診てくれる病院が分からないときや、救急車を呼ぼうか迷ったときに24時間年中無休で、いつでも相談を受け付けてくれる救急相談ダイヤルです。明らかに緊急性はなさそうでも心配なときは電話してみるといいかもしれません。

川崎病院　救急365日24時間体制

…（作文）川崎病院は365日24時間救急の受入れをしています。

　その時の状況により受入れが出来ない場合もありますので、

　来院前に一度お電話を頂き、ご相談下さい。

つづく

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