検査結果が出揃い、診察室に呼ばれる。

結果は…

• 肝機能の値が全て高値。
• 腹部エコーではあちこちに腫瘤があり肝臓パンパン。
• レントゲンは肝臓が腫れていて右の肺を押し上げている。

肝臓の腫瘤…がんってこと…しかもたくさんある…これはがんですよね…

「がんのようです。他にも転移ないか精査していきましょう」

やっぱり、がん！　

「がーーーん！」

きっと、この擬音語は、がんがわかった時に生まれた言葉ではないかと強く思うのでした。間違いなく、この時の私には一番しっくりくる表現。

まさに、青天の霹靂！

突然のことで頭がいっぱいであるが検査結果から状況はわかっている。

ただ、どこか受け入れられず他人事のような変な感覚…。

がん…。

この日を境に今までの生活が一変するのでした。

腫瘤･･･こぶ、固まりのこと。腫瘍性のものや炎症性のものもあります。また腫瘍にも良いものや悪いもの（悪性）があります。

つづく

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