2022.03.09
がん発覚7日目~病院入院初日
病院で働いていると、調子が悪いときは自分の病院で診てもらうので、あまり他の病院を受診することがない。ましてや入院は学生時代、スノーボードで鎖骨を骨折して、一泊二日の入院をしたくらい。他の病院に入院というのはちょっと楽しみ。
逆に病院側からすると、同業者の入院や診療は、病気のことや病院の仕組みなど当然よく知っているので少し構えてしまうのではないだろうか(あくまでも個人の見解です)。
なので、自分のような、ええ年をした医療従事者の入院はイヤかもなぁ~と思ってしまう。
しかし、隠すわけでもないのでしっかり「川崎病院の医療従事者です」という顔をして、病院の入院生活を送ることにしました。
今日は採血と総合内科の受診のみ。
採血の結果が問題なければ、明日から化学療法(抗がん剤治療)が始まる。
総合内科では研究の一環で下肢静脈血栓の検査をおこなうための診察。
腫瘍内科では、がんの患者さんに対して下肢静脈血栓の発症の研究をおこなっているとのことで、研究の内容や方法についての説明を受け「自分のデータが今後の医療の役に立つのであれば」とよろこんで協力することにしました。
入院中に下肢静脈血栓の検査を行い、次回の診察は年明け1/7とのこと。
3ヵ月後?…そのころ、はたして生きているのか?
夕方には主治医の先生がこられ、
「血液検査の結果がでて、明日から化学療法できそうです。がんばりましょう」と。
とりあえず、よかった。治療ができそう。
よかった。
つづく