2022.03.23
がん発覚9日目~病院入院3日目~人柄は短期間でも伝わる?~
化学療法後2日目。
夜中に汗をかいて目が覚める。それまでにぐっと寝たのか、その後は目がさえてしまう。
汗臭い…。
夜間は夜勤の看護師さんが様子を見に来ます。
朝方になると日勤の看護師さんに交代し検温、バイタルサインの測定をします。
点滴は繋がれているが、身体は普通に動けるので、看護師さんと関わるのは
検温と点滴の管理する時間くらい。
約5日間の入院中に朝晩、毎日違う10人ほどの看護師さんと関わる。
同じように検温されているのに印象は様々。
対応が悪かったということは一切ありません!(ほんとに)
今回、担当していただいた看護師さんはみなさんしっかり話を聞いてくれて、手際も良く、しっかり指導されているのだろうなぁと感心しました。
基本看護師スキル(接遇も含めた)+人柄で患者の感じ方は違うのだろうと思ったのです。
ほんの数分の会話と処置をするだけなのですが、
「あ、この人はできる人なんだろうなぁ」とか
「業務を淡々とこなす人なんだろうなぁ」とか
「愛想は良いけど、なんか薄っぺらい感じがするな」など。
どう感じるかはもちろん患者次第で、他の患者さんも同じように感じるわけではありません。しかし、その人がどのように仕事に取り組んでいるかとか、どんな日常生活を送って、どんな人間関係を築いているのかなど、その人の人柄は同じ業務や言葉かけをおこなったとしても、やっぱり出てしまうのだろうなぁと感じるのでした。
はたして自分が関わってきた患者さんたちは、自分に対してどんな印象をもってくれたのだろうか?流れ作業になっていなかったか?患者さんにとって安心できる医療従事者であったろうか?
医学やテクノロジーがどんなに進んでも、患者さんとの人と人との基本的な関わりは変わることはありません。「技術だけでなく、心の通う医療が提供できる医療従事者でありたいな」と思うのでした。
バイタルサイン・・・日本語で「生命兆候」。生きていることを示す指標で「脈拍」「血圧」「呼吸」「体温」の4つの指標のこと。
つづく