2022.03.30
がん発覚10日目~病院入院4日目①~ポートをつくる~
化学療法後3日目。
夜中もシャックリがとまらず、薬を飲んでもおさまらず、あまり眠れず。
午前中はうとうと。
午後からは下肢静脈エコーをおこない、ポートを造設する。
退院後は外来で化学療法を行うことになる。
入院中は血管から点滴を入れられるのですが、薬剤が強いせいか、点滴を挿入した血管がけっこう痛く、刺していた血管は終了後も数週間色が変わったままになっていました。
退院後は2週間ごとに化学療法を行うため、大きい血管に近いところにポートを造設し、そこから点滴を刺して治療を行います。また、ポートにすることで、外来後には抗がん剤を自宅に持って帰り、48時間自宅で点滴を続けるのですが、終了後には自分で点滴を抜くことができます。自分で抜けるんです。すごいですね。医療技術の進歩はすばらしい。
さて、ポートの造設で呼ばれます。
ポートを左の鎖骨の下辺りに埋め込みます。皮膚を切ったりするので手術です。
病院で働いているときは、よく聞く手術なので安易に考えていましたが、いざ手術台にあがると緊張。ちょっとこわいぞ。麻酔が効いているとはいえ、若干の痛みとごそごそされているのはあまり気分のよいものではないです。
しかし特に問題はなく手術終了。たしかに左胸に何か入っている。
ちょっと違和感と痛み。
胸にポートが入って、なんなくガンと戦える体になったような感じ。
ポート(CVポート)・・・様々な薬剤を注入するために皮膚の下に完全に埋め込んで使用する医療材料です。皮下埋め込み式中心静脈カテーテル。
つづく