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2022.10.26

がん発覚18週目~化学療法8クール・造影CT~

普通、病院に行くのは症状を緩和したり、改善してもらうためにいくのだと思います。

しかし、外来で抗がん剤の点滴を受けに行く日は、帰りはしんどくなるのがわかって病院へ行きます。なので、抗がん剤治療の日はなんとなく、試合に行く感じがしています。

タオルと水分を用意して、試合に臨んで、その後は疲れて帰るみたいな…

この日は、治療開始から約3ヵ月半となり、腫瘍の評価のため1週間前に行った造影CTの結果説明の日でした。

奥さんも同席でちょっとドキドキします。

結果は…

肝臓の腫瘍は小さくなって、ある程度効いているようです。

治療前に観た肝臓の造影CTでは腫瘍が肝臓をはみ出すほどの大きさでしたが、

今回は肝臓内には収まるくらいです。

ただ、改めて見ると、腫瘍の数の多さに驚きます。

奥さんが

「いくつくらいあるんですか?」と聞くと、主治医は「数えられません」と、即答。

それくらい多いのです。

10-20個くらいあるのかな?治療前の肝臓をはみ出たぼこぼこの肝臓をみると、

「よく、今日まで生きていれたな」と思います。とりあえず、よかった。

写真は長男が家庭科で作ってくれた抗がん剤を入れるポーチ。

若干、紐が短いのですが、とりあえず使ってみることにしました。

父のために作ろうと思ってくれた気持ちが、うれしいですねー。

つづく

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