2023.08.02
がん発覚49週目②~化学療法22クール・魔の3日目~
今回は抗がん剤投与直後からの副作用の様子について。
化学療法は、2週ごとの火曜日に外来で点滴を行っています。
【点滴当日】
点滴を開始して抗がん剤が半分ほど入った頃に、汗がじわっと出てきます。
そして、口の中の唾液の感じが変わって、唾液の味?も少し変になってきます。
点滴が終わり、部屋を出て歩き出すと、点滴中にはあまり感じなかった全身のだるさがあり、足取りも重く、のそのそ、よたよた歩く感じになります。
そして、毎回なんか鼻が垂れてきて、ティッシュ片手に会計を待ちます。
家に帰るとだるさが強くなり、ソファーで横になり夕食はとれたり、とれなかったり。
早めに就寝します(だるさレベル 3)。
【点滴後2日目(翌日)】
朝起きると意外と元気で、家でゆっくりしていることが多いのですが、抗がん剤をぶら下げで買い物に行ったりもできます。
食事もほぼ1人前食べられるくらいです(だるさレベル 2)。
【点滴後3日目】
我が家では「魔の3日目」と呼んでいる日です。
朝から倦怠感が強く、起きてもソファーから動けません。テレビを見るのもしんどく、知らないうちに眠ってしまいます。昼食もとる気にならず、ひたすら寝て過ごしていると、子どもたちが小学校から帰ってきた物音で目が覚め、ぼーっとしたまま時間が過ぎて、夕食も食べることが出来ず、就寝。
トイレとソファーの往復くらいしか歩いていません。
一日中寝て、いつの間にか1日が終わっている感じです。これだけ寝ても、夜はまたしっかり眠れてしまうのです(だるさレベル 5)。
これが私の「魔の3日目」というやつです。
【点滴後4日目~】
倦怠感はあるもある程度は動け、食事もとれるようになり徐々に回復してきます。週末は比較的元気になり、子どものミニバスを見に行ったり、少し運動も出来るようになります(だるさレベル 1)。
そして、7、8日目になると以前書いていたような口内炎や全身の皮疹、倦怠感がまた出てきます(だるさレベル 2~3)。そしてまた週末には少し回復して動ける様になり、次の外来の日がやってくるという繰り返しです。
2週間の内、体調の比較的良い日は5~6日程度。残りは何かしらの副作用に苦しんでいる日々なのです。
あくまでも私の事例なので、抗がん剤の種類や人によって副作用の出方は様々のようで、軽い人ももっと大変な人もいるかと思います。
しんどい日がある分、動ける日はなんとかその日を満喫してやろうと思って生活しています。
周囲にがん治療をされている知人・友人がいる方へ!
なかなかお誘いするのに戸惑う事が多いと思います。
でも、副作用の様子、調子の良い日を聞いて誘ってあげると、きっとその人の活力になり、治療も頑張れるのではないのかなと思います。
勇気を出して、誘ってみてはいかがでしょうか。
つづく