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2023.11.22

がん発覚から1年10週目~化学療法29クール・抗がん剤の休薬~

病院受診と抗がん剤点滴の日。
まず皮膚科。
紫斑がさらに広がっており、先週よりも傷がただれ、浸出液も出てきてひどくなっていました。
このまま続けると内臓にも出血など起し重篤化する可能性もあるため、皮膚科より分子標的薬は
休止した方がよいとのことでした。下肢の皮膚炎が強く、飲み薬が追加となりました。

右)一時的とはいえ大量の飲み薬とサプリメント

次は主治医の診察。
皮膚科から連絡があり、やはり抗がん剤は休薬することになりました。
前の週に取った造影CTの結果を説明していただいたのですが、
腫瘍は劇的には小さくなっておらず、少し小さくなったかなという程度。残念……。
副作用がきつかった分、もう少し小さくなっていないかなと期待していましたが、
なかなか思うようにはなりません。
ただ1年前に4桁あった腫瘍マーカーの数値は1桁まで下がっており、効果はあるようです。

そして、この頃は副作用による味覚障害、食欲低下、体重減少、下肢の紫斑や疼痛などがかなりひどく、
年末にもさしかかるため、次回の抗がん剤が休薬となり、2022年の抗がん剤の点滴はこの日で終了となりました。
副作用が少しマシになって、少し食べられるものが増えて体力も回復するのではないかと期待がある反面、
次の点滴まで期間が空き、分子標的薬もしばらく休薬になるということで悪化してしまうのではないか
という不安もあります。
次の点滴まで約1ヵ月。この期間にしっかり食べて、年明けの抗がん剤治療に備えたいと思います!

つづく

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