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2024.06.12

がん発覚から1年41週目~化学療法41クール・「最悪に備えつつ、最良を期待する」~

新しい治療は飲み薬の抗がん剤と点滴の併用です。

点滴→5日間内服→2日間休薬→5日間内服→点滴→2週間休薬

このようなスケジュールで1ヵ月1クールとなります。

経口の抗がん剤は飲んでいると何とも言えない倦怠感と眠気がありますが、飲んでいない日と休薬期間はだいぶマシといった感じです。

今回、1番注意する副作用は血球の減少。
重篤な感染症にかかる可能性もあるため、発熱すると病院に電話するように言われています。
この日は、今後治療が出来なくなり、通院も困難となったときのためのかかりつけ医を紹介していただくために地域連携室へ行くよういわれました。
いよいよの時、どうするかを考える時期となってきたようです。

どこで最期を迎えるのか。
どのような最期を望むのか。
身体も頭もしっかりしている内に考えておかなければなりません。

「最悪に備えつつ、最良を期待する」
あきらめたわけではありません。

「最後まで……希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了ですよ」

大好きな漫画スラムダンク、安西先生の言葉。
あきらめるつもりはありません、ここからが勝負です。

つづく

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