2024.08.21
がん発覚から2年8週目〜緩和ケアクリニック受診~
4次治療に切り替わったタイミングで、今後在宅診療になることも考え、緩和ケアクリニックの受診を勧められていました。
現実逃避というわけではないのだけれど、7月に紹介状を書いてもらってから 先延ばしになっていました。
今後、在宅でお世話になるかもしれない近所のクリニックへ行き、緩和ケア医の診察を受けました。 緩和ケアということで、 どうあれネガティブな話になるかと思っていたのですが、
「データもよく、元気そうですね。 まだまだ私が関わるのは先になりそうですね。 稀にそのまま癌があまり増殖せず 長く生きられる方もいますよ。 私が4000人診てきて 10人はそのような方がいらっしゃいました。 400人に1人奇跡のようなことが 起こることがあります。 しっかり動物性のタンパク質をとって 体力をつけて、何かあればまた来てください。」 と。
今までセカンドオピニオンで他の病院行っても、この状態になるとあまり良い話は聞くことはなく、 2人で落ち込んで帰る、というパターンばかり。
なのに今日は、看取りを診てもらうために受診したのに、少し希望をもらって病院をあとにしました。 これは緩和ケア医のテクニックなのかもしれませんが、 今は素直に話を受け入れ、奇跡を信じ、できるだけ遠い未来にこの先生に再会できるよう生活していかねばと思うのでした。
つづく