基本情報
在宅医療センターでは、訪問診療とそれに関する連携業務を主に行っています。
訪問診療とは、医師が病院から患者さんの自宅や施設に出向いて診療を行うことです。問診、診察、血液検査、超音波検査などを行い、お薬を処方します。安定している方では月に1回、不安定な方では週に1回以上訪問することがあります。重症な方では点滴や酸素投与を行い、お看取りまで行うこともあります。
そして、診療以外の時間は訪問看護や訪問介護といった多くの職種の方々のサポートが必要となります。必要に応じて依頼したり、日頃から情報共有したりすることが大事となります。こうした連携業務も行っています。
主な治療対象
在宅医療センターでは「通院が困難な方」が対象となります。
疾患や状態の制限はありませんので、通院が難しい方はどなたでもご相談ください。
特に多いのは、
- 生活習慣病:高血圧、脂質異常症、糖尿病
- 心疾患:心不全、心房細動など
- 肺疾患:COPD、気管支喘息、間質性肺炎など
- 肝疾患:肝硬変
- 腎疾患:慢性腎臓病
- 神経疾患:パーキンソン病、ALS、脳梗塞など
- 整形外科疾患:圧迫骨折、変形性関節症、関節リウマチなど
- 認知症
- 悪性腫瘍(がん)
などです。