生化学検査
病棟・外来で採血された血液検体は検査室に運ばれてきます。 生化学検査では、血液を使う検査と血清を使う検査があります。
血清を使う検査の場合は、遠心分離機で血液を血球と血清に分けます。
血液(血清)には身体の中の情報が沢山含まれています。
例えば、肝臓や腎臓などの機能が正常に働いているかどうか、動脈硬化の原因となる脂質は高くないか、糖尿病の時に高くなる血糖の値はどれくらいか…など。
自動分析装置を使って、血液(血清)を測定しデータを出します。
機械の中には、肝臓や腎臓などの機能を測定する試薬がたくさん入っています。
ここでは糖尿病の検査を行っています。糖尿病は生活習慣が原因で発症する場合があります。普段から食事や運動に気を配りましょう。
検査システムでデータを確認します。
データに問題がなければ臨床サイドに送信します。
測定データが検査システムのチェックにかかった場合は、再検査して確認します。
特別な検査を除いて、検査室内で実施している検査は検体到着後、約1時間で結果が出ます。
依頼件数の少ない項目は外注化しているため、結果が出るまでに数日~数週間を要する場合があります。