DPCデータを用いた病院指標
病院には医療の質を評価するための指標がいくつか存在します。
そのなかでDPCデータを用いた病院指標は、DPC制度に参加している病院が、厚生労働省の定める統一の定義と形式に基づき作成する公開データのことです。
他院と比較できる数値やデータを公表することにより、当院の特徴や医療の現状を知っていただくことができます。
DPCとは?
DPCは、Diagnosis Procedure Combinationの略で、診断群分類別包括制度と呼ばれます。
病名と診療の内容などの組み合わせで、1日当たりの定額医療費を基本として、入院費を計算します。
なお、地域包括ケア病棟や療養病棟などでは、このDPC制度が適用されず、出来高払いでの計算となります。
病院指標について
集計対象患者さんは、医科保険適用の患者さんです。
DPC対象外患者さん(自動車賠償責任保険・労災保険・自費等の患者さん)は除きます。
全ての指標において、症例数が10未満の場合は-(ハイフン)で表示しております。
病院指標項目
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
- UICC病期分類とは
がんの進行度を判定する基準として国際的に活用されている国際対がん連合(UICC)採用のがんの分類方法のことです。
がんの大きさやリンパ節転移の状況、他の臓器への遠隔転移状況を総合して病期(ステージ)を判定しています。