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2023.03.02 お知らせ

感染対策に関する合同カンファレンスを実施しました

2/2(木)、3(金)の2日間、近隣の4医療機関と神戸市保健所との合同で「感染対策に関するカンファレンス」を実施しました

いつも当院の看護部ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は広報室の広報担当から、当院の「感染管理認定看護師」が大きな役割を果たしている「感染対策に関する合同カンファレンス」について、レポートさせていただきます。

当院は兵庫県より「新型コロナウイルス感染症重点医療機関」の指定を受け、発熱外来や新型コロナウイルス感染症病床の確保、患者様の受け入れ等の対応を行っております。また、「感染対策向上加算1」を算定している施設として、 「加算2」「加算3」又は「外来感染対策向上加算」を算定している施設と連携して定期的なカンファレンスや新興感染症発生を想定した訓練なども実施し、感染症対策に関する助言を行っており、地域の感染症対策において中心的な役割を果たしています。つまり、当院が行う感染対策で中心的な役割を果たしている「感染管理認定看護師」は、院内だけでなく、地域の感染対策の一翼を担っているといっても過言ではありません。

↓上記の関係をビジュアル化したもの

(厚生労働省HP 「令和4年度診療報酬改定の概要」より抜粋)

今回開催した「感染対策に関する合同カンファレンス」は、上記で述べた定期的なカンファレンスのうちの一つで2022年度に実施しなければけない、日々の対応の中で蓄積したデータや経験の共有を行い、平時における感染対策の質の向上と、新興感染症(新型コロナウイルスのような新しい感染症などのこと)が発生したときに適切な対応ができるように体制を整えることが目的で開催されました。

カンファレンスの参加者は、川崎病院の感染対策委員会の委員長を務める医師、医療安全管理室長、感染管理認定看護師、臨床検査技師、薬剤師、医事課スタッフです。参加してくださった井上病院、野村海浜病院、坂上医院、神戸大山病院も同職種の方々にご参加いただきました。また、神戸市保健所のご担当者様にもお越しいただきました。

「感染対策」が必要なのは新型コロナウイルスに限りませんので、インフルエンザやそのほかの感染症に関する報告、耐性菌の発生状況や抗菌薬の使用状況など、幅広い情報を共有しました。現在もコロナ禍ではありますが、またいつ新しい感染症が流行するかは誰も予測はできません。そのため、日々変化する状況をデータによって可視化したり、事例を共有することで知見を広めたりすることがとても大切です。

さらに、ただ情報を共有して自院の対策に活かすことだけでなく、いざというときに地域の医療機関が連携を取り合って対応していくために、互いに「どの病院で」「どんな人が」「何を担っているのか」ということを把握しあうことも非常に大切になってきます。

カンファレンスは、報告の合間に質疑応答の時間も設けつつ、意見交換をしながら進めておりましたが、終了した後にも、1台のパソコンの画面を共有しながら当院のスタッフと他院のスタッフが質問をしあっている光景が見られるような、大変有意義なカンファレンスとなりました。

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