MRI
MRIは核磁気共鳴画像診断装置を用いて行う検査です。
強力な磁気を機械内で発生させることにより人体の情報を画像化するものです。
検査方法
撮影用のベッドにあお向けになっていただきます。(検査法や撮影する部位によって、別の体勢をとる場合もあります)
装置にはトンネルのような穴があいていて、その中で撮影をします。痛みは全くありませんが、機械音がします。
心臓ペースメーカーを使用している方や人工内耳を埋め込まれている方など、検査を受けることができない方もおられますので、事前に確認をします。
被ばくを心配される方へ
放射線による被曝はありません。
お子さんでも安心して検査を受けていただくことができます。
MRI検査で診断できること
MRI検査は、いろいろな方向から写真を撮ることができたり、人体の血管の写真を簡単に撮影できます。
例えば、椎間板ヘルニアなどの診断のために、頚椎や腰椎のMRI検査は非常に有効で、肩や膝などの整形外科領域では特に有効です。
動脈硬化などによって起こる血管狭窄を調べるための胸部や腹部の大血管や、下肢動脈の血管、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤、めまいなどの種々の頭部症状の原因を追求するための頭部血管など、様々な部位を撮影して診断に役立てることができます。
それ以外にもMRIの持つ分解能とよばれる画像の細かさを利用して、胆嚢や軟部組織、あるいは神経系などの病気の発見に役立ちます。