2024.07.11 お知らせ
【質問の回答を掲載!】荒田地域福祉センターで循環器内科高田医師が健康講座を実施しました
心臓発作って、なに? ~起こる前に知っておきたい心臓のはなし~
講師:循環器内科 高田 昌紀 医師
荒田地域福祉センターで初めての健康講座
2024年6月28日(金)荒田地域福祉センターの方にご協力いただき、初めて荒田地域福祉センターで健康講座を行いました。
当日は雨天で足元も悪いなか、たくさんの方にお集まりいただきました。ありがとうございました。いつもはリピーターさんが大半を占めるかわさき健康講座ですが、今回は7割近くの方がはじめての参加の方でした。
今回の講座のテーマは「心臓発作ってなに?」とし、去年も「わかりやすかった!」と大好評だった循環器内科の高田医師が講師を担当しました。
心臓発作って心臓が止まること?
心臓発作と聞くと、みなさん心臓が止まることを想像していませんか?
実は心臓発作は心停止とは異なります。心臓発作は、突発的な心臓に関わる発作のことをいい、主に狭心症や心筋梗塞がその原因になります。
心臓発作はすぐに突然の心停止にはなりませんが、心停止の原因は心臓発作であることがほとんどです。なお、心停止の原因はその他に心筋症や心不全でも起こり得ます。
今回の講座では、心臓について知っていただき、発作の原因と予防について説明したうえで実際の患者さんのエピソードを交えて説明しました。
皆さんからのご質問に高田医師が回答!
アンケートでいただいたご質問に対し、高田医師からの回答を掲載します。
喘息の薬とステロイド吸入は心臓に悪いですか?
ステロイド吸入は心臓に悪くありません。吸入して、きちんと喘息発作を抑えてください。喘息発作がつづくと心臓に負担がかかりますよ。
血圧は、薬を飲んででも下げる方がよいのでしょうか?
減塩などの生活習慣改善で、2~3mmHg血圧は下がるといわれています。4mmHg下げるだけで、脳卒中での死亡率が6-9%、冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)では5-7%も減るといわれているので降圧は大切です。健康な75歳以上の高齢者では140mmHg程度までにしておくほうがいいでしょう。75歳未満では130mmHgまでが無難です。個々に病気がある方は、さらに厳格になります。
次回は8月にひよどり地域福祉センターで講座を開催
今回の健康講座終了後のみなさんにご記載いただいたアンケートからも、高田医師の講演はわかりやすかったと大好評!
8月にも高田医師がひよどり地域福祉センターで健康講座を行います。
ぜひ、お越しくださいね。
健康講座ではポイントカードもお配りしていますよ。