2024.09.21 お知らせ
川崎病院で集中治療室が稼働!吉龍医師へ特別インタビューを実施しました!
川崎病院はHCU病床をICU病床に転換しました!
当院は本年は職員一同が『新時代』をテーマに病院をあげて様々な取り組みを開始していて、超高齢化社会における地域医療を支えていくために、救急・在宅・入院が一体となった「救急総合ケアシステム」を始動しています。救急総合ケアシステムを構成する「救急」の機能強化のため、HCU(High Care Unit)をICU(Intensive Care Unit)病床に転換し、救急体制の更なる充実を図り、「断らない救急」の実現を目指します。
この度、ICU病床の稼働に伴い、専任医師として心臓血管外科専門医である吉龍医師が就任されたので、特別インタビューを実施しました!
特任副院長 吉龍医師へ特別インタビューを実施!
Q.川崎病院に集中治療室(以下、「ICU」)ができたそうですね!なぜ、ICUの運用を開始されたのですか?
当院は地域の皆さんに安心・安全な医療を提供するために「断らない救急」を目指しています。おかげさまで入院患者さんは年々増加し、それにつれて重症の患者さんも増加しています。一方で、重症の患者さんの治療にはきめ細かいケアが必要です。そこで8月より私が専任医師として赴任することで従来のHCUからICUに格上げをし、私がICU内に常在し重症の患者さんの治療をサポートするシステムとなりました。
Q.ICUにはどんな患者さんが入院されるのでしょうか?
主に消化器外科、整形外科の手術後の患者さん、急性心筋梗塞などの循環器疾患の患者さん、誤嚥性肺炎や、敗血症などの重症感染症の患者さん、季節的には、熱中症の患者さんなどですね。また、ICU内に陰圧室を備えておりCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)陽性の患者さんには病院での基準に従って陰圧室に入室して頂いています。特に当院ではご高齢の方が多いため、よりきめ細かいケアが必要となります。
ICUができたことで、地域の皆さんや開業医の先生をはじめ、医療・介護従事者もより安心して暮らせるようになりますね。皆さんへ向けたひとことをお願いします。
地域にお住まいの皆さんへ
地域の皆さんが安心して暮らせるように、川崎病院でできることを増やしてまいりますので、お気軽にご要望などご相談ください。
医療・介護従事者の皆さんへ
常日頃より大変お世話になっています。
当院では、重症患者さんにできうる限りの集中治療を提供すべく、日夜研鑽してまいりますので、これからも何卒よろしくお願い申し上げます。
プロフィール
特任副院長 吉龍 正雄 心臓血管外科医
救急医療センター高度集中治療室室長、循環器内科部長、血管外科部長、救急科部長