川崎病院は神戸の中心地に立地する中規模の二次救急病院です。救急を含むプライマリケアから専門診療まで多様な疾患の診療を担っています。また、地域医療支援病院として地域医療の充実のため地域包括ケア病棟を備え、在宅医療にも力を入れています。

初期臨床研修は少数制で研修医に対して指導医の数が多く、日々の診療で一人ひとりの研修医は手厚い指導が受けられます。私たちの病院では診療科の間の垣根が低く、和気あいあいとした雰囲気が特徴です。研修医・専攻医は、温かい雰囲気の中で専門医の指導を受け、多様な疾患への対応を経験していく中で、医師の基礎となる臨床力が自然に身に付きます。また、様々な手技を指導医のフォローのもとで実践する機会が多く、知識だけでなく技術も磨くことができます。私たちの研修プログラムでは、初期対応から退院まで、そして訪問診療を受ける患者さんは退院後も、途切れない診療を経験できます。このような経験を通じて、疾患だけではなく心理面・社会面へ介入し、患者中心の医療を実践する力が身に付きます。